SATO Wataru Laboratory

恐怖表情に対する扁桃体のすばやいガンマ波活動


(Sato, Kochiyama, Uono, Matsuda, Usui, Inoue, & Toichi: Neuropsychologia)



脳画像研究は,恐怖などの表情に対する扁桃体の活動を報告してきた.
しかし,その時間特性は不明であった.

この問題を,深部脳波を計測して調べた.
被験者は,恐怖・幸福・中性の表情を観察した.

扁桃体は,50〜150ms(ピーク135ms)において,恐怖表情に対して中性表情よりも強いガンマ波活動を示した.




こうした結果は,ヒト扁桃体が,表情をすばやく処理することを示す.




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