SATO Wataru Laboratory
感情のコミュニケーションと調整を理解するための感覚運動コントロール構想
(Williams. Huggins, Zupan, Willis, Van Rheenen, Sato, Palermo, Ortner, Krippl, Kret, Dickson, Li, & Lowe: Neurosci Biobehav Rev)
我々のチームは,感覚運動コントロールの神経科学と感情・感覚の言語の関係を検討するよう要請された.
行為はヒトでも動物でも感情・感覚のコミュニケーションの主要手段であり,行為を動的適応的にコントロールするメカニズムは自分と他者の感情状態の調整にも役立つ.
我々は,感情・感覚に役立つ,階層的に組織化されフィードバック制御され目的志向的な行為の運動コントロールが,意識・評価・文化学習の文脈の中でヒトにおいてどのように進化したかを検討した.
言語分析から,多くの感情・感覚の言語が,感覚運動学習のプロセスに割り当てられることが示された(やや任意の基準ながら).
感情コミュニケーションが身体化されているという特質は,行為の言語がよく使われることを説明する.
ただし,感情と行為の関係が文脈に依存するように,その意味は文脈に依存する.
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